2008/12/23
きっぱり系
たまたま見つけた印刷会社のPDFに関わるサイトというか一業務の案内内容。このあいだ書いたエントリとちょっと関わりあるという意味でご紹介。
ある意味どうでもいいことや、役立つかどうかもわからないような中身を、日々脳内から適当に垂れ流しまくりつつ、今日をなんとか生き存えることを思案してます。
の、業務案内の中にあった以下のページ。
ここまでいろいろとネガティブなことを書きつつも、最後には「お任せください」的な内容にしてしまうのはうまいなーと思いました。
ある意味啓蒙的なことを書きつつも、自社の宣伝にしてしまうというこの書き方は、現場の自信も含めての表れでしょうかね。根拠無しに書かないわけじゃないでしょうし。わからんですけど。
また、トップページを見ると、CS4のデータ入稿に、発売日前に対応してしまったという状況のようですので、現場の自信そのものは本当にあるのかもしれません。単なる会社としての方針かもしれないけれども、さすがに何にも用意なしで対応を表立って謳うなんてことはしないはずだし。ううむ。
ところで、後で気づいたんですが、Webサイトの開設自体は数ヶ月前なんですな。沿革見たら8月って書いてあった。
あとついでに、「簡単にデーターを突き返すなんてのはもってのほか」という点も多少反論を。
受け手の裁量での「若干程度」手を加えれば済むものならともかく、あまりにもひどいデータは簡単なチェックの時点で突き返したほうが良いです。そのほうがお互いのためになります。
ただ、問題のあるデータの場合はかなり細かいチェックを行った後に、しかも戻りにくい深いふかーい問題が発見される確率が高い(もちろんスルーされる可能性も高い→結果、クレームや事故になりうる)という、苦い経験も含んだ個人的な考えもあるので、「無責任な任せっぱなし」or「無責任な受けっぱなし」はよろしくないと考えてたりします。なんにせよ線引きは必要と。
コメント
コメントどうもです。
> 出来てしまった「ひどいデータ」は誰も触りたくありませんよね。
> だからこそ「ひどいデータ」をなんとかするのが製版会社の仕事となります。
それにはふたつほど気になる点(ある意味問題点)があって、
1.作った人の責任所在
2.本当に「仕事」、つまり「利益」として結びつくのか
というところです。
引用1行目はまさに1.に該当し、「そのひどいデータを作った人は作りっぱなしで本当にいいの?」という問題があります。あと、それほどひどいデータの場合はどう触っても「望むべきクオリティの最終出力用データ」になりえるかどうか、という問題もあります。
2.は引用2行目に相当し、「修正自体の“利益が出る”対価をどのように取るか」が問題となります。これを取りたくても取れない会社が多いのも事実で、修正自体はボランティア状態でそれ以外の利益でカバーしているところが多数じゃないでしょうか。製版だけの場合、単純な製版・刷版代だけしか貰えなければ赤字になりかねないわけですし。
事実そのような問題は、自分自身も含めて見聞しています。面付け代すら出ないなんてのもザラですが、本来は取るべき対価です。
そういう意味では、両問題をクリアできる道筋がまず作れていないことにはいけないわけなので、「データが流れてくればそれでいい」というかどうかは疑問になります。
ある意味理想論でもありますが、理想に近づける必要は必ずあるものと考えます。
おまけですが、888コメント目、おめでとうございます。管理者でないとわからない事実。
2008/12/25 00:12 by あさうす URL 編集
「なにする? DTP+Web」のkamisetoです。
ちょっとだけ。
出来てしまった「ひどいデータ」は誰も触りたくありませんよね。
だからこそ「ひどいデータ」をなんとかするのが製版会社の仕事となります。
多くの印刷会社さんと付き合いのある製版会社だからこそそんなデーターが流れてきます。
それもまた製版会社の生き残る道かなと思った次第です。
2008/12/24 22:23 by kamiseto URL 編集