2005/09/12
前に書いためものつづき。
質問も書かれたので放置しておくのも悪いかと思いつつ、改めて実際の通信までをかんたんにまとめ。もっとも次回、自分がセットアップするときのメモ用とも(ry
まずは無線LANアクセスポイントやルータを用意。今回はこっちのほうが後だったけど('A`)
今回購入したのは、I-O DATAのWN-G54/R2
。
これを選んだ理由は単純。通常のアクセスポイント用途よりも安価なことと、プロバイダ・回線業者よりレンタルされるルータモデムにきちんと対応しているのはこれしかなさそうだったので。もっとも、事前の調査不足は否めないけれど。しかしパッケージにもそのあたりをきちんと謳ってたのはこれしかなかったという点を考えると、信頼性は高いと考えられます。
とりあえず普通につなげてきちんとリンク確立。仮で立ち上がっている鯖の設定もなんとなくおっけーで外部公開可能状態に、というかこれってI-Oが運営している無料DDNSに公式対応しているというあたりがすべてのようなそうでないような。無線の設定もとりあえずWEP-64bitで設定。
実際に繋がってるのはこんな感じ。

次にMacintosh側。
無線LANモジュールにはBuffaloのWLI-U2-KG54
を用意。Winでも兼用で、かつドライバを楽にインストールしたいのであればWLI-U2-KG54-AI
のほうがいいかも。
で、これにMacOS X用ドライバが付属するわけではないので、別途ドライバを用意。
ドライバそのものはRaLinkのサイトから調達。10.3と10.4のみ用意されていて、結構頻繁にバージョンアップされているようなのでこまめにチェックを
zipで圧縮されているので、ダウンロード完了後に解凍。んで、「install.pkg」をおもむろにダブルクリックしてインストール作業をさっさと完了させる。
やっかいなのはここから。
インストールされたドライバそのものを書き換える必要あり。書き換えといってもテキストファイルでそれ自体は簡単ではあるものの、GUI側のテキストエディットではなくviやpicoなどのエディタで操作するという条件あり。←思いっきりこれに引っかかった人 orz
書き換えるファイルは「/system/Library/Extensions/RT2500USBWirelessDriver.kext/Contents/Info.plist」です。GUIから確認すると以下の通り。ファイルそのものを確認するにはパッケージをコンテキストメニューで開く必要があるのは仕様上仕方ないです。というか見てもあるかどうかだけを確認するだけですが。

てことで、さっそく書き換えを。今回は初心者にも比較的簡単に扱えるpicoを使います。
ターミナルを起動して以下のようにコマンドライン入力で。なお、管理者権限を必要とするので念のため注意。
sudo pico /system/Library/Extensions/RT2500USBWirelessDriver.kext/Contents/Info.plist
で、以下の画像のように追加を行いましょう。

グレー反転されている部分が今回追加した部分。もっとも、そうでない部分を見比べればわかるんですがほとんどかわりません。他のエントリを直接ないしコピペしてから3カ所ほど書き換えるだけです。面倒なので何をどうするかまでは具体的に言わない(ぉ
書き換えたら保存して終了させた後、kextのキャッシュを以下のように更新します。
sudo /usr/sbin/kextcache -k /System/Library/Extensions
そして再起動。
起動してログインしたら、おもむろに無線LANモジュールをぶっ刺してみます。書き換えが成功している場合には「WirelessUtilityUSB」というアプリが自動的に起動します。

これは面倒なのでなにもかも設定終わって実際に繋がった状態ですが、とりあえず近くを飛んでいる電波を受信するはず。この状態から自前の無線LANアクセスポイントを選択して右下の「ADD PROFILE」をクリックするか、「Profile」タブより「ADD」をクリックして、アクセスポイントやセキュリティ周りの設定を行います。英語記述だけですが見ればだいたいわかるだろうと思うので内容は割愛。
注意点としてはOS付属のAirMac関連ツールでは一切設定できないところです。設定や接続を行うには必ず「WirelessUtilityUSB」を通すことになります。もっとも、一度設定してしまえば必ずしも起動させる必要はなさそうなんですが、モジュールを刺し込むと必ず自動起動するため、鬱陶しかったりそうでなかったり、いろいろお世話になることではないかと。
その他注意点。
まず自己責任で。おもいっきりメーカーサポート保証外なので、使えなくても泣かない。というかサポート云々を求めるつもりであれば普通にAirMacExpressカード買ったほうが良いと思います。うまくいけばヤフオクで4kくらいで入手できます。……そのほうがよかったかもと後で思いっきり後悔したわけだが。これ出っ張って邪魔だし orz
とりあえず、AirMacExpressや有線LANにつなげてないという実証の画像。


最後に、今回接続するにあたってお世話になったサイト様。
■パパブーの愚痴:[計算機] OSX(ibook)で USBタイプの無線LAN (WLI-U2-KG54)を使う。
■月琴日記:作業日誌と云う名の不定記 (2005年1月分)
■なんとなくメモ:WLI-U2-KG54 on Tiger(無保証)
■林檎はいかがですか?:10.4対応のUSB-LANアダプター, これでAirmac Cardなくても大丈夫!?<追記>