2005/12/11
こっちの話題からそれてきて別エントリに分けたのがこっち。かなり時間が経ってしまいましたが orz
ロゴなどの素材サイトが重宝されているということについての考察。
まず「“ロゴが素材として支給されないこと”自体に問題がある」というのが根幹的なところではあるわけですが。
これについては無数のパターンが考えられはするんですが、たぶん一番多いのはこんなところでしょう。
・物品販売系が直接のクライアントで、使用するのはその物品のメーカーなので支給されない
・直接のクライアント、もしくは広告代理店等が仲介者だが、支給されない
まず前者。
そもそも、元々の会社から支給もされないロゴを勝手に宣伝として使うってのはどうなんでしょ、実際のところ。それが実際にその会社のものを売るにしても、どこからどこまでがきちんと権利としてクリアされているのかわかりません。
本来は元の会社メーカーとかがきちんと告知していればいいはずなんだけれども、そういう話はあまり聞きませんし、きちんと許可を得ているという話を聞いたことがありません。
また、メーカーのほうも、ロゴの権利や使用許諾について公表しているという話を聞いたことがあまりありません。引き合いに出して申し訳ないですが、たとえばキヤノンを例えに出してしまうと、ロゴについての説明はなされているんですが、その使用許諾についてここでは特に明記されているようには見えません。となるとその都度許可を得る必要があるのか、ということになるのではないかと思ったり。別に個別の許諾というのは特に問題ないとは思います。ただし別の問題として「どこにどのような許可を受けるか」というのが明示されていないと問い合わせのしようがない、という。でも問い合わせのページにはそのことについては記されてはいません。大まかに見れば「ご意見・ご要望」じゃないかと思うんですが、どう考えても違う気がします。
そして後者。
この場合は、クライアントはロゴについて明確な規定を持っていなかったり、ロゴそのものはきちんとデザインしているものの担当レベルでそれ自体をよくわかっていない(清刷というものがあること自体を知らない、など)というケースが多いです。そのため、印刷をよく知る広告代理店がきちんと請求したとしても、結局出てこないということも少なくないわけで。もっとも広告代理店の担当が印刷をよくわかってないカスっていう大ハズレな場合もありますが。というか、そもそも代理店通すようなお仕事するところはロゴ管理とかちゃんとすべきだとは思うけど。
ともあれ、そういうことで何も出てこなかったりする場合は、えてして自らトレースすることになってしまうわけですが、場合によっては「その時間すら惜しい」とか「複雑なロゴなのでトレースするだけでひと仕事になりかねない」ということはけして少なくないです。
となれば、わずかの時間で見つかるということであれば、ロゴを収集しているサイトから一発ダウンロードしたほうが効率は良いわけです。あたりまえだけど。
ということで重宝されるのはある意味めちゃくちゃ自然です。というか自分もかなり、いろんなところにお世話になった(過去形)なので、その重要さと有り難さについては感謝しまくってました。あまり表だってそういうことは言わないですが。
てことで、とりあえずヒマな時間をみつけつつ、新たな素材サイトを掘削中ではあるんですが……そろそろ挫折しそうです(ぉ
つうか、レンタル鯖の制限で、ディレクトリにファイルを置いても直接覗けないのでサイトをがしがし掘るしかないわけで。で、掘るならきちんとひと目でファイルの中身を確認できるようにしたいわけであり。となると少なくともきちんと分類とかもしなきゃならんわけで。
……考えすぎなんだろか。