2007/11/08
強制ぶら下げ
いきさんが書かれたぶら下がりというエントリについて。mixiにも同様の記載があったのでそちらでのコメントにしようかと思ったんですが、思うところあってこちらで書いておきます。
ある意味どうでもいいことや、役立つかどうかもわからないような中身を、日々脳内から適当に垂れ流しまくりつつ、今日をなんとか生き存えることを思案してます。
ただ、なんでこの機能を標準で付けたのかよくわからんです。
句読点の処理体系としては存在してもおかしくはないんですが、どこを出自として機能付加を行ったのかがあまりはっきりしていない。
個人的に把握しているのは、表だって強制ぶら下げに言及されているのが、ライン・ラボの前田年昭氏と、あとは鈴木一誌氏くらいだっていうところくらい。
これらが出てきたのは2001年前後(ちなみに前田氏の発言はここ以外にも出版物等で同時期に出ているのが確認できています)。
発言としては近年のものなので、そういう意味では比較的新しいものということを考えると、可能な限りの処理を積極的に盛り込もうとしたInDesignに搭載されたのはある意味おかしくはないところです。
逆に、歴史の長いソフトウェアで機能搭載されていないのは、そういう意味ではそれも自然である、という考え方もできます。逆に、現行で開発が続いているソフトであれば今後機能搭載が進む可能性もあったりするので、今後実装されるソフトは増えてくるんじゃないかなあと思ったり。
もっとも、強制ぶら下げを行える組版は、行長が比較的長いものではないとバランスが悪いです。
字間を均等割りして処理する率の高くなる処理体系なので、行長の短いものだと字間が開きすぎてバランスが悪くなってしまうため。
それを考えると、メジャーにはなりにくい処理なのは否めないとは思います。雑誌だけじゃなく、ハードカバーの小説でも採用しにくい体裁だしなあ。
コメント
でしたね......。失礼しました。
で、フォントワークスは今やっと1-5を開発中で時期未定とのことで、新しい情報はナシ。
モリサワは11月下旬~12月頭に発送とのことでした。
2007/11/09 10:02 by works014 URL 編集
「組版原論」ですか。確かにそちらだと言及されててもおかしくないですね。
残念ながら所持していないので中身確認できないのが悔やまれますが。
ちなみに以前コメントいただいてますよー。
2007/11/08 18:40 by あさうす URL 編集
はじめまして...かな
2007/11/08 10:18 by works014 URL 編集