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もしかしたら影響しているもの

前回のエントリを書く際に、いくつかのファイルが共有処理で利用されているっぽいことを示唆してみた。

そこで、以前にいきさんの「InDesign居残り補習室」で挙げられているエントリに絡んでいるのではないか、と思われるファイル群があることに気づいてしまったり。



確証を得るためにはそれらのファイルを弄って確認しなければならないものの、残念ながら現状ではちょっとそこまでの確認を行う時間は取れないので、とりあえず推論をメモがてら記載してみることにしてみたり。

まずは、「InDesign居残り補習室」で挙げられている、該当のエントリをリンクしておきます。

変更された文字クラス

概要としては「既にInDesign CS2がインストールされている環境にInDesign CS3を追加インストールすることで、文字単位で組版挙動が変わってしまう」というもの。
前回の合成フォントに対するエントリで「外部のCMapの影響で字形が変わってしまう」という情報を挙げてみたが、上記概要から、組版情報も外部ファイルに依存している可能性があるのではないかと推測してみた。



というのも、それらしいファイル群を見つけてしまったから、なんだけど。

 ・\Program Files\Common Files\Adobe\TypeSpt\Unicode\Mappings
 ・\Program Files\Common Files\Adobe\TypeSupport\Unicode\Mappings

どちらに入っているのも、内容的には同一のファイル名およびその集合となっていて、「Adobe/Windows/Macintoshにおける、Unicodeの各文字に対する文字(コード)名称」となっている。
手持ちの環境だけの話ではあるものの、タイムスタンプとしては後者のディレクトリに格納されているほうが新しいもの(2007.02.29)であり、日付としてはInDesign CS3のファイル(アップデートで影響を受けていないと思われるファイルより確認)に近いタイムスタンプ(2007.03.15)となっている。

もし、InDesign CS2/CS3ともにこのディレクトリに格納されているファイル群を利用して組版処理を行っているとしたら、ファイルの日付として新しいファイルに書き換えられている=更新された情報、によってInDesign CS2が影響を受けているとしてもおかしくはないということになる。
逆を返せば、ここのファイル群さえCS2のオリジナルと同一のファイルに差し替えれば、CS3追加インストール済みの環境であっても、CS2と同一の組版情報にすることが可能になるはず。



……ただ、実際のファイル群を用いてそこまで確認している余裕はちょっとないわけで。
やるとしたら既存のAdobeアプリケーションをすべてアンインストールした上で再インストールして、CS2のオリジナルファイルと同一の状態にする必要が最低一度は出てくるため。

自分で確認できるとしたら、よほど理由がない限りは来月後半くらいだろか。
もっとも、去年やらなきゃならないことすら棚上げしているので、たぶんそんな時間は当面取れないというか、新しいことがあとからあとから出てくるのでとてもそんな余裕は orz



ちなみに「Acrobat 8.0」にも「\Designer 8.0\Fonts\TypeSpt\Unicode\Mappings」というフォルダがあるのを確認したり。そこから考えると、もしかしたら全然別の処理に使っているのかもしれない。
あくまでも推論ってことでひとつ。
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