そのうえで、なぜ宿命であるかの理由を書くと、それにはふたつ挙げられたりします。
- リソースフォークがあまりにもニッチな代物になってしまったため
- 互換を考慮するとないほうがいい
リソースフォークが扱えるのは、Mac OS/Mac OS Xおよび、ファイルシステムとしてはHFS/HFS+のみ。Mac OS Xの場合、他のファイルシステム等にファイルをコピー等行うと(OSが直接利用できるUDFやUFSであっても)リソースフォークを「._filename」として別ファイルに分離してしまいます。
他のOSで利用できるかというと利用できないし、どうでもいいものを勝手に増やして容量を圧迫すること自体よろしくありませんが、いまのところはMac OS Xの「仕様」ではあります。
Macしかないクローズドな、ネットがニッチな時代であればそれでも良かったわけですが、現状ではそうはいかず、歩調は合わせないとどうしようもないわけで。UNIXとしても売るのであればなおさらだったり。
そして、もうひとつ、Mac OS Xになってから出来たものがあり、それはどのOSでも利用している「拡張子」です。
今でもそうですが、Mac OS Xは拡張子による判別もできているので、Adobeアプリの一部は拡張子ベースでの判定に切り替えただけじゃないんでしょうかね。確証はないけどたぶんCS3から。リソースフォークの中身を考えるのも実のところ面倒な話でもありますし。
そのうえで、実は、Mac OS Xの次期バージョン(Snow Leopard)に対する、何かしらの布石なのかもしれません。まったく脈絡のない推測だけど。
まあ、可能性としてゼロじゃないわけじゃないですし。なにせ迷走大好きAppleですから。つうかUFSの扱いも迷走してるけど。次はどうなるんですかね。
※朝追記。よく見たら元記事と整合性の合わないところがあったので打ち消し。そうでなくとも変なこと書きなぐりですが。
コメント
頂いたコメントに対する回答ではないですが、結果として別途エントリになりました。ぜひご覧ください。
あと、Adobeが身勝手というわけではなく、必然だと思いますよ。
Macだけを相手に商売しているわけじゃないはずなので。
2009/04/04 00:27 by あさうす URL 編集
訂正
> 異なったクリエータタイプが付けられています。
> 本来なら、ファイルはそのクリエータタイプに関連付けられるのですが、
正:異なったファイルタイプが付けられています。
正:本来なら、そのファイルタイプでアイコン等と関連付けられるのですが、
2009/04/03 20:36 by Shima URL 編集
間違ってます
ファイルタイプ/クリエータタイプは
HFSファイルシステムの管理下にある属性です。
つまり、リソースフォークにはありません。
リソースフォークを完全に削除したファイルでも
ファイルタイプ/クリエータタイプはちゃんと残ります。
InDesign は各バージョン毎に
異なったクリエータタイプが付けられています。
本来なら、ファイルはそのクリエータタイプに関連付けられるのですが、
InDesign はなぜかそうなりません。
これはあきらかに Adobe が Mac OS のルールを無視しているのであって、
その Adobe の身勝手な姿勢を問題にすべきです。
Mac 嫌いだからといって、デタラメに Mac OS に問題を転嫁するのは
どうかと思いますよ。
2009/04/03 13:10 by Shima URL 編集