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便利さと手段と目的と

そういえばこの間の件

よく考えたらそれとは別に考えてたことがあったのでメモがわりに書いておきます。
自分がそれ自体忘れるってことはないとは思うけれども。まあ所感ということで。

話は同じ、「InDesign CS4に正規表現スタイルが実装された」という点から始まっています。
また同列の意味合いとして、YUJIさんが運営されている「InD-Board」における最近の状況傾向においても同じことが言えたりしますが。



コンピュータである限り、所謂「情報処理的な手法」を併用、または一律で任せてしまうのが効率としてはもっとも良いだろう



ということです。

すべて手作業で行う人、正規表現を使える人、前処理のテキストすらもパターンで処理できる人、アプリケーションコントロールまでもオートメーションで行える人。
同じ作業を行うのであれば、後になるほどミスも少なく、また短時間で処理できる可能性が断然高くなる、のは、コンピュータ内で動くソフトウェアおよびデータである限り、当然といえば当然です。

ならばそれらを理解し、実際に使える人がもっとも重宝されるわけです。

本来は。



ただ、InDesignというかデザイン・印刷業に限っていえば、「それは主ではないこともある」というのもまた事実です。というか「印刷物または納品物をつくるための“いち”手段でしかなく、それ自体は目的ではない」ということです。なので主になることはむしろ希、というべきか。

上記処理がもっとも有効であるのは「パターン処理である」という点だったりします。つまり、同じものの繰り返しの処理。正規表現だって「一致する文字列」が必要なので、それがなければあまり意味のない代物になってしまうわけで。
実際に作る制作物がそれに相当しない限りは確かに覚える必要がないわけだし、実際に覚えて利用しても効率的にほとんど差違がない場合も間違いなくあるわけで。
特にデザイン主体の制作物はまさにそういう事象に相当するはずで、それらを学ぶくらいならより多くのデザイン的手法、所謂「魅せ方」(見せ方)を磨いた方が良いわけです。しかもそれはロジックで語れない場合も多々あるという。



なので、便利ではあるものの利用シーンとしては限られることもありますよ、というお話です。
ある意味先日のお話をひっくり返してしまいそうな話でもありますが。

ただ、そういう手法も利用できるということがある以上、少なからず「あること」だけでも覚えておいて損はないはずだし、そこは実際に利用している道具を120%使い切る勢いかどうか、というのもあるわけで。
まあ、こういうのは使う側が見極めるしかないとは思うわけですが。何ができるかできないか、やっていいことと悪いこと、自分に必要なものそうでないもの、など。それは使い手が必ず行わなければならない試練の場。このあたりは先日のお話も関わってくるという。ああややこしや。



コンピュータの上で動作するソフトウェアを利用している以上、こういう話は実は避けられないものであると考えたほうが良いかもしれません。あと、デザイン・印刷って実は何かしらの情報を扱っていることが多いはず(むしろ情報でないものを扱うほうが少ないんじゃないかなあ。ファッション雑誌だって中身は情報のほうが多いんだし)なので、情報を処理する、という点においてはコンピュータとの相性は良いはず。当面は現在の組み合わせとは異なるステージに移行する予定もないはずだけれども、それぞれの役割がごった煮状態であるのも事実なんで、いろいろ複雑ですわ。

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コメント

>>chataさん
自分でも途中で何を書いているのかわからなくなりつつあったので、同じようなことを書いているような気がしないでもないです。
立場だけでなく利用シーンによっても何が最善なのかは変わってくるので、そういう意味ではまとめにくい話なのかも。

まあ自分が直接使わなくても後の人が搭載機能を利用することだってあるんだし、最小限機能の把握はしておいて、あとは話し合い・打ち合わせ・確認などを都度怠るなって話でいいのかもしれんです。

ああ、なんかよく見ると同じコト書いてる。。。気がする。
まあ、何がいいたかったのかと言うと、

印刷業=IT業界(情報加工産業)ですっキリッ!
ぐらいになんないと、みんなそーゆー気分(モチベーション)にならないんじゃないかな。
ってこと。

(IT業界もどうのこうのってのはまた別のお話なんですけども…)

ってことで、「InD-Board」なり見てて、流れ的にはゆるやかでありますが、「まあ、そうなるよねー」と期待してた方向に進みつつはあると思います。(希望的観測)

デザインもまたロジックなものだと思うし、プログラムやスクリプトでセンスを問われる場面もあるんじゃーないかと。まあベクトルが違うんでアレなんですが。

ただ「必要」「不要」と選択肢ができる分、仕事の完成度(幅とか余裕)は高いんじゃーないかな~

まあ、単純な話「知らない」より「知ってる」方がいいし、「できない」より「できる」方がいいよね。
「使う」か「使わない」かはケースバイケース。

やっぱ「知ってる」「できる」人間がバカを見る(押しつけられる)、また評価されない等の外的要因(環境)の方が問題な気がする。
つーことで、本人のモチベとか関係ない気がする。業界的にそーゆー土壌(環境)ができていないんじゃないかなぁ。
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