2009/11/25
縦組み×引用符×コンポーザ その3
てことでもいっかい。……まあ、ろくでもない結果を出す話でもありますが、という予告をしておきます。
その1:縦組み×引用符×コンポーザ
その2:縦組み×引用符×コンポーザ その2
ある意味どうでもいいことや、役立つかどうかもわからないような中身を、日々脳内から適当に垂れ流しまくりつつ、今日をなんとか生き存えることを思案してます。
2009/11/25
その1:縦組み×引用符×コンポーザ
その2:縦組み×引用符×コンポーザ その2
利用フォントは小塚明朝 Pro Rで、左が日本語コンポーザ、右が欧文コンポーザ。
日本語コンポーザ+プロポーショナル字形で出力されるCMapによる和文フォントでは、おかしな状態になるというのが前回までに示した結果。
で、これが純粋な欧文フォントになった場合はどうなるか、というのが次。
Adobe Garamond Proに変えてみた状態です。
この場合は、日本語コンポーザであろうと、別に問題なく出力されます。
次に、内容を変えてみたりします。前回の続きに近いもの。
1と3は日本語コンポーザ、2と4は欧文コンポーザです。フォントは小塚明朝 Pro R。
縦組みの欧文コンポーザが横組み90度回転状態になっているとはいえ、あんまり変わらないようにみえます。もっとも、実際には違うわけですが。
「遊びである」というところを「遊びですよん」と打ち変えてみます。以下結果。
欧文コンポーザの場合、3行目にある開きのかぎ括弧が行末禁則になってくれません。
もっとも、打ち変える前のも、1行目の天・地付きがきいてないのでやっぱり結果がおかしいことに。つまりは、日本語組版としての動きがきいていない。
さらに、2番目のGaramondにした例にに戻ります。2桁の数字を入力し、「自動縦中横」で数字2桁と設定した場合。
欧文コンポーザのほうは回転しやがりません。
ある意味わかりきってることですが、日本語コンポーザはInDesignに搭載された日本語組版機能をきちんと生かすために存在する。欧文コンポーザは、本来のInDesignにおける欧文組版のために存在する。よって、それぞれを適材適所で使うべき、というのが結論になるわけで。……なんかいままでのことが徒労に終わってる気が。
しかしこの件、よく考えるといろいろおかしい。
まず、この件についてはInDesignのユーザガイドには触れてないということ。
そして、日本語コンポーザにはその挙動にあわせたCMapを持つフォントが必要だ、という件が本件で再認識できるのに、なんでこんなCMapに変えてしまったのか、ということ。
前者はAdobeの別ページを見たりすれば理解できなくもない(というか検索してヒットして偶然発見。最初のほうしか読んでなかったのでまさか既に書かれていることもあろうとは)し、市販の解説書などにも書かれてるだろうからそれらさえ読めばいい(本当はよくない)といえばそれまでなんですが。ただ後者はいずれにしても如何ともしがたい。防衛策というと旧CMap対応フォントに限って使う、などくらいしか。
……なんだか、以前の主張を再確認しただけのような気がしてきた。
参考:和文用規格とは思えん
#自分で動きを見て判断したほうがベターであることも事実なので、確認した事自体を無駄とはいわないことに。
コメント
確かに合成フォントもいろいろ不安定かも。InDesignでいうと各バージョンで微妙に挙動が違うし。
>>YUJIさん
いや別にYUJIさんを責めてはいませんよ。むしろ尊敬&ちゃんと気づかなかった自分を責めるほうが先で。
どちらかというと機能説明を最初から明示できていないAdobeに対してのみ憤慨。
2009/11/26 22:44 by あさうす URL 編集
2009/11/25 23:14 by YUJI URL 編集
↓
合成フォントで逃げれる。キリッ
↓
合成フォントは透明がウンコ←今ココ
もうね…
どいつもこいつも…
2009/11/25 20:58 by chata URL 編集