2010/11/21
Android版の「歌うクジラ」を落としたものの
Android Marketを覗いていたら「歌うクジラ」が無料だったので落としてみました。……読む気になれません。いや内容ではなくてその作りに。
ある意味どうでもいいことや、役立つかどうかもわからないような中身を、日々脳内から適当に垂れ流しまくりつつ、今日をなんとか生き存えることを思案してます。
2010/11/21
……読む気になれません。いや内容ではなくてその作りに。
まずこれ。
アプリを起動するたびに初期化処理を走らせてくれるという。一瞬だけならともかく、下手したら数十秒待たされるので、その時点でイラッとしてしまうという有様。
そして電子書籍でお約束の「疑似めくり」。これはこのアプリに限った話ではなく、iOS向けの電子書籍アプリなどでもよく実装されているシロモノ。しかしいつも思うんですけど、これ、誰が必要だと思っているのか、入れろと指示しているのかさっぱりわからない。
それとあわせた問題はこれ。
ページごとにめくっていくだけでなく、メニューからはスライダーを利用して移動させることもできるんですが、これ、1200ページ以上あるんですよ。正確には表紙から最後までで、合計1388ページ。
普通に見るためだけに1387回もめくらせるってなんの嫌がらせだ……目的は読むことであってめくることではないはずなんだが。しかもその動きが遅いうえに変えられない。それだけでどれだけの時間が食われるのだろう。
ちなみにこの「歌うクジラ」の場合、横組みで16W×19L固定です。サイズ可変も不可。サイズ固定だってのは別に構わないし、XPERIAで確認する限りは文字の大きさも適度だと感じました。が、その「めくり」によってすべて無駄にしてるんじゃないかと。
たとえば普通の文庫であれば1ページあたり35~40W×15~17L程度、それを見開きで見せているので、文字量に対してのめくり量もたかが知れているわけで。しかし電子書籍の場合は最適な文字サイズとの対比で1画面あたりの文字量は減る傾向にある。それにめくる作業を持ち込むのは、紙の出版物に対してその行為が数倍になる、ということを考えないといけないわけだが……。
ともあれ、この「歌うクジラ」電子版については、一挙一動がイライラの対象にしかならんので、文章を頭に入れる以前に頭にくるだけでしかないシロモノなのでさてどうしようかと。専用Webにいろいろ書いてある(電子版ガイドはiPad版元にしてるけど、Android版でも同じ)けれども、それらが逆にアダになっているという有様、と感じさせられました。その特徴たるギミックによって無駄に容量喰ってるフシがあり(なにせこれだけで16MBも喰われる)、お陰でメモリ不足に陥りそうですっていうか陥った。
ちなみにこれ以外で提供されている書籍系アプリもいくつか落としてみたものの、ほとんどはXMDF系ビューアの模様。起動についてはやっぱり待たされるものの、文章を読むためのインターフェースはタップによる自動スクロール+ドラッグによる行単位スクロールの併用なので、動きこそ荒いものの、こっちのほうがイライラ度はかなりマシな状態という。
ともあれ、目的と手段のバランスを考えて作ってもらいたいもんです。たぶんそういう本質的なことは考えてないんだろうなー。
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