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てことでたまたま調べものがあってアクセスしたらこの状況ですよ。
いやー、一時代が終わったって感じです。



Biblos Fontといえば、QuarkXpress+OCF/CID時代に一部の異体字や記号類を表示するのに事実上必須と言われていたものの、主要な環境はInDesign+OpenTypeに移り変わり、Adobe-Japan 1-4以降になって漢字・異体字・印刷系記号を中心に拡充されたので需要が減った中でも、OpenType版を出して延命を図ろうとしていたものの、その後1-5や1-6でさらに強化されたことを踏まえるとより需要について問われなくなった結果数年……というわけで。

ちなみにAdobe Japan 1-4時点での網羅情報は下記にあります。

OpenTypeを使用した場合、外字、記号専用のフォントは必要ですか?【MORISAWA】
Biblos和文外字・CID対応表【M.C.P.C.】



しかしこのサポート終了の話、おそらく登録ユーザーにも郵送案内等はされていないような気がするんですけれど、さてどうしたものでしょうかね。
確かPCやプリンタ変更時は変更手続きが必要だった気がするんだけれども……。

どれだけ使用されているのかっていう疑問はありますし、そもそも親フォントであるモリサワのNewCIDのフォントディスクもサポート終了しているので、実質的にどうもならんという事実があるんですが。

このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - ところでBiblos Fontが終わっていたのだが

コメント

No title

過去に名古屋の中堅印刷会社で18年ほど勤務していた関係でフォントもOCF、NEWCID(ただのCIDもありました)、TrueType、OPENTYPEと4世代に渡り使ってきました。

ビブロスフォントはQuarkXpress 3.3、イラストレータ8とかと相性がよかったように思えます。(いわゆるMac OS8や9のクラシック環境)
当時のデファクトスタンダードの外字がビブロスフォントでしたから。

ただ、OpenTypeが扱える字数の増加とモリサワパスポート(年間契約で使い放題のモリサワの販売形態)の普及でビブロスフォントも終焉を迎えてしまいました。

が、印刷業界というのはかなり古いシステムをまだ持っている会社も多く、未だに過去のデータを開けるだめだけに残している会社も多いのです。(特に中堅から大手の印刷会社は)

いわゆるデータ流用で、「組み直し」が難しいとき(オペレータなどの人的、制作時間などコストの問題などで)古いシステムで開き、それをPDFなどにしてしまって、新しいシステムに取り込む(インデザインに貼り込む)とか普通に行われていると思います。
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