2017/01/04
OS XやmacOSをMac App Storeで入手したら営利目的には利用できないんではないか疑惑を確認してみた
とある理由によって、OS XのEULAについてもっかい読み返してみました。ふと知ったのですが「OS X(macOS)って、場合によっては営利利用に使えないんじゃないではなかろうか」って理由でです。
ある意味どうでもいいことや、役立つかどうかもわからないような中身を、日々脳内から適当に垂れ流しまくりつつ、今日をなんとか生き存えることを思案してます。
2017/01/04
ふと知ったのですが「OS X(macOS)って、場合によっては営利利用に使えないんじゃないではなかろうか」って理由でです。
Mac OS X を仮想OS として使用する場合のライセンスについて再確認した【R WannaBeAdored】
このページに書かれていることは「OS X(macOS)を仮想環境で使用することが許諾されているかどうか」という点が焦点になっています。
しかし、そこで引っかかったのがその該当文の最後に記されていた一文。
個人的、非営利的使用を目的として行うことができます
……えーと、となると、仮想環境だと営利になるような利用はNG、ということ?
もしそうだとしたら、仮想環境で、たとえばAdobeアプリケーションを動作させて、利益を得るようなデータ作成には利用できないってことになります。
ということで、あらためてOS X(macOS)のEULAを読むことに。
OSのインストール時にも利用許諾としては表示されるのですが、そんなもんを読むのは大変なので、手っ取り早く公開されている文書を確認しました。
10.12はどうやら公開されてはいないものの、10.11~10.6までは一式公開されている模様。
そこからとりあえず、10.11の文書を一式読んでみることに。
で、該当部分を引っ張ってきてみると……。
どのような状態で利用できるか、ということが焦点になるので、「2.許諾された使用方法およびその制限」の部分が関連するであろう、と。
そのうえで、気になって仕方ないのが「B.の(i)」と「B.の(iii)」。後者はつまりは先のサイトで紹介されていた部分。前者は同様の文言があるもの。
どう読んでも「Mac App Storeから入手したOSの場合、営利的使用とした目的には利用できない」、つまり、対価を得るような利用においては、記載以外の内容(iiiのソフトウェア開発関連など)を除いては利用することができない、という風にしか読み取ることができない……。
さすがにもやもやしすぎて仕方がないので、電話で確認しました。
まさかそこまでやらなきゃならんよーなことが出るとは思わなかったけれども。
Appleサポートお問い合わせより項目を選択、該当項目はどう考えても引っかからないので、電話番号を入力して折り返しコールを貰って78分……解決しねえ。
実際にはその間に何度かやり取りをし、間に2名ほど出てきたけれども、どちらもEULAをあまり理解していないので、想定される状況について説明したうえで折り返し状態。
で、最終的にもらった説明としては……。
「個人的、非営利的使用の目的はあくまでもインストーラーそのものであり、インストールされた先のOSには及ばない」
……ということでした。2.5時間にわたった問答の結果としては釈然としていないけれども。
(要は「インストーラーを売るな」という話らしい。ただし「3. 譲渡」のB.項目にそれは直接書いてあるので、十分承知のうえで問い合わせしていたりする)
ただもうひとつ「日本のサポートでは確実なことはいえないので、macOSのフィードバック用フォームから送信してほしい」ということでもあり、そこに誘導されたので、ざっと書いて送ることに。
ここでわかっていることがふたつ。
……まあ、調べるんじゃなかったと微妙に後悔している人がここにおりますですよ、はい。
#ちなみに電話でやり取りしてた限り、担当者も「そのように読むことはできる」といわれているので、少なくとも自分だけの話ではない。もっとも、今更営利利用ができない環境だって言われてもワールドワイド的に思いっきりやられてるので事実上どうもならん、というのも担当の方の仰ったことで。
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