2017/07/09
InDesgin CC 2015/2017で段落境界線+段落の背景色を併用するとクラッシュしやすい
というタイトルの事を今回は取り上げ。
とある設定を施すと、特定状態になった場合にクラッシュするというもの。
……しかし絶対にクラッシュするというわけでもないので、果たして何が厳密なトリガーになっているのかよくわかっていないという。
もやもやするものの、それなりに起こしやすいもののひとつのはず。
ちなみに「段落の背景色」はCC 2015から追加された新機能です。
ある意味どうでもいいことや、役立つかどうかもわからないような中身を、日々脳内から適当に垂れ流しまくりつつ、今日をなんとか生き存えることを思案してます。
2017/07/09
とある設定を施すと、特定状態になった場合にクラッシュするというもの。
……しかし絶対にクラッシュするというわけでもないので、果たして何が厳密なトリガーになっているのかよくわかっていないという。
もやもやするものの、それなりに起こしやすいもののひとつのはず。
ちなみに「段落の背景色」はCC 2015から追加された新機能です。
今回、新規作成から順にスクリーンショットを出しておきます、というか、ほぼデフォルトのプリセット状態の大半ですよって話でもあったりしますが。
まずは新規作成で、閉じ方を左綴じにしたうえで、マージン・段組みで作成します。
新規マージン・段組みはデフォルト値そのまんまでいいです。もちろん横組みであることを確認。
ドキュメント作成ができたらページを2ページ分増やし、見開き状態を作成したうえで、連結したテキストフレームを作ります。
下記のような状態でダミーテキストを敷きました。というか段落スタイルを適用するのでテキストがないとどうしようもない。
そして段落スタイルパネルで新規スタイルを作成し、編集画面を表示し、「段落境界線」でまずは「前境界線」の設定をします。
続けてそのまま、「後境界線」についても設定します。内容そのものは前境界線とほぼ同じ。
そしてそのまま次の、「段落の背景色」について設定してしまうことに。
作成した段落スタイルを適宜適用してしまいます。この場合はさきほど用意したダミーテキストの黒丸部分に適用。結果を見ると、行頭・行末に罫線が入ったような状態になるやつ。(ちなみに省略していますが、見た目でわかりやすいようにインデントも設定してあります)
そして適用した段落の前に空改行をガンガン入れていって……。
次のフレームにまたがったときに。
はい動作停止に陥りました。
ということで、この組み合わせの場合にInDesignがクラッシュしてしまうということに。
もっとも……これ、必ず発生するわけではないという。比較的それなりの確率で起きるものの、100%起きるというわけでもないので、この手順で作成したとしても絶対に発生するというわけではないところが問題。
何がトリガーになっているのか、いまいち読み切れなかった……今日は10回くらい作り直してるんですが、最初の3回は立て続けに起きた(CC 2015.4が1回、CC 2017.1が2回で、スクリーンショットは2017.1の2回目のもの)ものの、その後の再現ではまったく起きていないという……。
ただし再現性を探っていくうちに、ひとつだけ気になることが出てきました。
これも「段落の背景色」の設定画面なんですが、先にだしたものとひとつだけ異なる。
何かというと「濃淡」の設定に100%の表示が入っているという。上にだしたものには入っていません。
これがなぜ表示されるか・されなくなるかもわかっていない。新規作成段階で表示されなくなることがある、というのがわかったことくらい……ただし表示されていないからといってそれが直接的な原因かはわからないです。数値入っている場合には今のところ起きていないんですが。
あと、クラッシュした時点で、改行挿入前で保存しておいた元データを再度開いて、「前境界線」のチェックを外して同じ動作させてもクラッシュするのは2回くらい確認取れてます。ただこれも、だからといって後境界線のみの設定で絶対に起きるかということは断言できないところがあったりするので微妙なところ。
ともあれ、このあたりの設定を使う時には相当注意しないといけないような気配です。
#これ、結局は「行頭・行末に相対罫線を引くには」というテクニックを試みているケースだったり。そしてこれらの設定を詳細に設定すると、複数段落を囲んだ相対枠にすることもできるなんだけれども、相当シビアなのもまた事実なうえに、このクラッシュ問題が起きるからやりようがないという元の木阿弥的なオチになります。
コメント