2022/01/30
今年あったフォント関連の動きをまとめてみる・2022版・その1(4/3追加)
ということで、今年もまとめることにします。去年のはこちら。
なお2022年分は1記事内で全部更新する方式はたぶんやめますので、ここも「その1」になります。
どれくらいで分けるのかは……前半後半方式にするのか、4か月単位にするのか、3か月単位にするのかくらいで考えてるんですが、まだ決めてないので、分かれた時点でそういう方式になる、と考えていただければと。
ある意味どうでもいいことや、役立つかどうかもわからないような中身を、日々脳内から適当に垂れ流しまくりつつ、今日をなんとか生き存えることを思案してます。
2022/01/30
なお2022年分は1記事内で全部更新する方式はたぶんやめますので、ここも「その1」になります。
どれくらいで分けるのかは……前半後半方式にするのか、4か月単位にするのか、3か月単位にするのかくらいで考えてるんですが、まだ決めてないので、分かれた時点でそういう方式になる、と考えていただければと。
一発目はフォントワークスのプレスリリースからというか、1月からフォントワークスは数多くのアクション起こしてるので、それだけでも今月多いんですけど。
このニュースについては学校向けライセンスってことで、まあLETSリニューアルの一環だろうなあという話になるところです、はい。
2022.1.5.
富士通の新コーポレートフォント和文にモリサワのUD新ゴが採用
元情報は敢えてPR TIMESから引っ張ってくるという。
ちなみにモリサワフォントをコーポレートフォントに採用ってのは、去年のまとめでは書いてないけど、富士フイルムビジネスイノベーション社が2021年4月27日に採用した旨の記事があったりするところ。
2022.1.5.
株式会社 光伸プランニングが、砧書体制作所の事業を継承します。
元情報は前述と同じPR TIMES、しかも同じ日付。
なんとなく推測としては、片岡さんが高齢化で経営はもうやってられんので、娘婿の会社に権利関係含めての対応を一元化するようにした……とかなんじゃなかろうかと推測してたりします。
ちなみにその前日、タイプデザイナーの木龍歩美さんがTwitterで、個人新屋号としてムーロンタイプを構えた、ということを発表されてたりします。
2022.1.5.
大曲都市氏、オープンソースでAlcarinリリース
これもなぜか5日という……同じ日に三つってのも多いなあ。
どうもフォントそのものは、指輪物語に出てくるテングワール文字ということで、オープンソース扱いにしたのもなんとなくわかるような気がするというかなんというか。
2022.1.11.
Chrome 98、軽量カラーベクターフォント「COLRv1」をサポート
Chromeのことになってますが、今回の場合はカラーベクトルのフォントフォーマットで新しいものに対応しますよ、ということなので、まあフォントがらみでいいのかなという。
カラーベクターフォントフォーマットとして、今までのフォーマットであるCOLRv0があるものの、表現力があまり高くなったけれども、v1になることでそこもカバーすることでビットマップでしか表現できなかったものもベクターになり、ベクター化することで容量も減らせますよ……ということらしい。
もうちょっと後の窓の杜に出た記事だと、Noto Color Emojiの場合の容量削減結果が出てたり。
COLRv1の概要等は別にGitHubにあったりとか。
2022.1.14.
GANMA!×mojimo フォントワークス mojimo杯 開催
mojmo-mangaの販促キャンペーンをマンガアプリとコラボして実施、という。
大賞取ればmojimo-mangaの利用権だけではなく、クリスタライセンスと担当者付けるとかであれば、まあ、応募してくる人もいるよなあと思うわけで。
mojimoの販促方面としてこの辺をよく狙ってる気がするけど、まあ利用してくれる先ってことであれば、ある意味当たり前だとは思うです。
2022.1.17.
タイピングアート、フリーフォント「チルアウト」配布開始
去年も手書き風フォントのリリースが多かった気がするんですが、年明けにもまた新たに出てきましたよ、ということで。
サイトに書いてるように、確かにゆる系の手書きかなフォントだけど、これと組み合わせられる漢字が難しい気がする。
2022.1.18.
モトヤ、新書体「モトヤ角ノート4」発売
ソースはPJ web newsより。ついでにいえば実際には発売としては25日で、モトヤのサイトではその25日付での発表になっているという。
というかこれも手書き風フォントなのかそういえば……。
2022.1.24.
自分らしいフォントを自由に楽しむ世界『MOJICITY (もじシティ) 』オープン!
ここから数日連続でフォントワークスのニュースが入るわけですが……。
「実験仮想都市を作った」ということですが、今のところは「公式サイトとは別のポータルサイトに謎のサービスがちょっとくっついてる」くらいのものだったりするわけですが。
その謎のサービスが「AI JIMOJI」という、手書き文字からオリジナルかなフォントを自動生成してくれるサービスという……Type ProjectのDrop&Typeのように、事前にベクターデータを用意しなくてもいいぶんだけ気軽にできるうえで無料、という反面、生成されたフォントは個人の非営利利用に限るようなので、まあ、今のところはお遊びレベルかなあ、という。興味持ってもらうための施策的にはアリなのか。
ちなみに、AI JIMOJIの生成エンジンは、DeepGlyphの緑豆はるさめさんが関与しているようです、というか、ベースエンジン自体がそれそのものだと思うんだけれども。
MOJICITYのページ右上にある「Application」ボタンをクリックすると、サービス展開として、「JIMOJI gallery」「フォントソムリエ」「UDフォントラボ」が予定されてるようで、まあしばらくどんなことをやってくれるのかは目が離せないところ。
2022.1.25.
『LETS for Server(サーバーライセンス)』2月17日(木)サービス開始予定
フォントワークスリリース攻勢その2……いやすでに他にもあるから2でもないけど。
個人にはあんまり関係のない、サーバライセンスフォントのリリース、という話。
たしかもともとサーバライセンスはあって、今までは「LETSサーバーライセンス」だったので、新LETSに合わせてのプラン内容変更……と思ったんだけど、金額的にもサービス内容的にも、書いてあることでいえばそう差がないので、変わるのは本当に名称くらいなのかもしれない。
2022.1.26.
【mojimo】「mojimo-EVA」提供開始のご案内
ということでマティスEBだけのmojimo提供開始ですよ、がこれの話という。
そのうえで2月3月も連続でmojimoを出す、という予告もリリースの末尾には出ているという。2月はともかく、3月のクラウドファンディング形式ってのがちょっと謎すぎる。
でもまあ、mojimoというサービス形態によって、少数多品種のフォントパックを自動販売する仕組みを作るってのは、まあ商売としてはうまいよなあと思ったり思わなかったり。SB傘下にならんかったらこうはいかなかったかもしれんね、と感じたりもする。
2022.1.27.
【方正LETS】3ファミリー24書体と「方正翘萌体 简」の合計25書体を追加
方正LETSでフォント拡充ですよ、というニュース。
今回のラインナップでいえば、個人的には方正丝帛体 简が好み。
それとは別に、改めて方正LETSでのラインナップを見ると、日本語フォントにはないようなデザインのフォントもあったりするので、まだまだデザイン的には拡充できる可能性があるのな……と思ったりしてしまうところですよ、はい。
2022.1.27.
「文字として読めなくてもいい」-イワタによる"東亜重工フォント"制作プロセスと、グラフィックデザインにおけるフォントの在り方
CGWORLD.jpでの、東亜重工フォントの開発者インタビューで、フォントリリースとかそういう話ではないけど、興味惹かれたものでもあり、せっかくなので。
インタビュー中にもあるんですが、確かにイワタがこのフォントを手掛けてリリースすること自体に個人的にも驚きではあったものの、記載されている経緯を見て納得できるところと、やはり驚いてしまうところの両方があったり。
あとフォントワークスの動きなども見てるとわかるけど、現状でどこに対してアプローチするべきなのかってところの各社思惑もこういうのからわかるんだよなあ……というのも。ナップでいえば、個人的
2022.1.28.
表情豊かで、どこか懐かしい「ヒラギノ丸ゴ オールド」を発売
ヒラギノ丸ゴが、オールド風のラインナップで追加登場……とでもいえばいいのだろうかという。全体が見えてるわけじゃないけど、たぶんかなだけオールド風にしたものかなあ、と。あ、あとサンプルでいえば欧文数字も違うみたいだけど。
あと個人的にちょっと驚きなのが、JIS2004フォントだけではなく、JIS90仕様も出すところ。ここのところの各社リリースでいえばJIS90仕様を出さなくなりつつあるところが増えてるので、まさかここで出すとは、と思ってしまったり。
まあまだ需要あるんだろうなあ……。
■2022/2/27追加:
ということで2月分、と、1月末分のまとめを。
月末お休みの日にまとめると、残る平日分がこぼれるという不思議(いや不思議でもなんでもないだろ)。
ちなみに1月に漏れてた件として、CV部が「好きなフォントはなんですか?」っていう動画作ってたということがあってですね……なぜか手元にこの情報流れてきたのが2月だったりするけど、そもそもなんでこんな動画作ってるのだろうかという疑問が。(といってもCV部のいろんな動画、フォント使いまくってるからなあ……)
2022.1.31.
デザインシグナル、『DSスゴロク』をリリース
情報はdesignpocketのTwitterからで、デザインシグナルさん自体のリリース案内は2月3日でした。
Font Factoryのほうが2月4日のようなんで、販売サイトによってラグがあるというか単にdesign pocketが謎の速さがあるのだろうかという。
ところでGoogleとかで「DSスゴロク」で検索かけるとですね、ニンテンドーDSのほうで引っ掛けてくれる率が高いんですが、これはどうもならない気がする。
2022.2.1.
ヤマナカデザインワークス、『金魚ランタン』シリーズをリリース
情報はやっぱりTwitterからというか、その方がリリース日とか拾いやすくなってるのが昨今というか。
ブラックレターの日本語解釈フォント、として公式のほうでは解説されてますけど、個人的にこの手のデザインフォントをゴスロリ風って脳内分類してたりするという……。
2022.2.2.
『イワタUDゴシック バリアブル』を3月15日発売と予告
……という件、イワタのサイトでは2月7日付になってたりするので「じゃあこの日付どっから来たんだ」って話になるんですが、実はpage 2022のイワタブースでペラチラシ置いてあって、そこで知ったためという。
ネット情報ではない自身がリアルで把握した件で掲載ってのはもしかしたら今回が初めての件かもしれない……。
イワタUDゴシック バリアブル自体はずっと開発中との情報は知ってたんですが、それも以前のpageで知ったような気がする。
2022.2.2.
ダイナフォント2022年新書体として「金剛黒体Bold 6ウエイト」を発表
これも実はpageで初披露されてたものなので、日付的にはそっちにあわせておきます。サイトでの発表日は2月9日。
金剛黒体のウェイト追加扱いで、従来リリース分追加で合計12ウェイトとしてのファミリーに。
ちなみにダイナさんもpageに出展してましたが、コロナ感染拡大の折で、ブース無人でした。資料はご自由にどうぞ状態だったのでざっと一式お持ち帰らせていただいたんですが、実はまだちゃんと目を通せてないという……駄目だ自分。
2022.2.10.
株式会社インテグラル・ヴィジョン・グラフィックスの株式取得(子会社化) に関するお知らせ
フォントワークスがなぜか映像・CG制作の会社を子会社化したという……フォントベンダーがフォントに直接関与しない企業を買収するってのがよくわからん件。
まあ、映像制作には今やフォント利用が欠かせないのは理解できるけれども、今回の場合、子会社にしたのはその作る側になるわけなので、自前で何かプロモーション映像制作をするのに、子会社のほうが有利とカそういう話にでもなったのだろうかという……。
2022.2.17.
【新LETS】 2つの新プランと「フォントリスト共有機能」「特典フォント」追加のお知らせ
フォントワークス立て続け案件はいつものことではありますが。
まず新プランは、教育機関でのアカデミックライセンスと、サーバ導入用のサーバライセンス。といっても今までもあった気がするので、あくまでも新LETSとしての話っぽい。特にサーバライセンスの内容でいえば、確認した限りは従来と差はないっぽかったので。
フォントリスト共有機能は、まあ、複数人数でこの機能ないと正直やってられない気もするのだが……全フォントアクティブにするのも効率悪いし、従来であればフォント管理ソフト側でやることではあるけど、クラウド管理になるとしたらそちらに機能持ってないとどうもならないわけで……まあ、複数のサービス利用の場合は結局サービスごとの管理になるので、効率悪いのは変わらないところなんですが。利用者の利便性としてどこまで考えるか、だなあ……。
2022.2.20.
Monotype、「Shorai(松籟) Sans」ファミリーをリリース
リリースされたことを知ったのが、源暎フォントを開発されてる、おたもんさんのツイートだったりするんですが、MonotypeのTwitterアカウントのほうでは2月16日に予告として動画流してはいました。Monotype KKのアカウント(Monotypeの日本法人のやつ)だと、2月22日に専用ドメインやイベント開催予告と同時に発売のツイートしてるのが初のような。
ちなみにdesign pocketでは発売キャンペーンで60% OFFだったりしますが、fonts.comやmyfonts.comのほうだとなぜかHeavyだけ無料で入手できる(ただし要アカウント)というよくわからん状況に。とりあえずお試し確認なら今のうちにそれの入手して、よさそうならキャンペーンやってるうちにどうするか考えるってのが妥当なところかと。
2022.2.21.
タイピングアート、『Typingart Grotesque』をフリーで公開
今月分として何か漏れがないかどうかを、ちょっとTwitterで検索して確認してたらヒットしました。
タイピングアートさんのフリーフォントで、DINがベースとのこと。
2022.2.22.
「mojimo-retro future(モジモ-レトロフューチャー)」提供開始のご案内
よりによって猫の日とか忍者の日に新サービス発表なので、何か関連すると思ったら中身はあんまり関連してないという。
これ自体は1月のmojino-EVAのリリース時点で、名称まではアナウンスされてましたけど、正式なサービス内容は今回でようやく発表という。
和文だけではなく欧文もセットとして、mojimoのサービスではこのリリース方法は初とのこと。
公式ページのほうではレトロ的なレコードジャケットに対してWebフォントとしてフォント変更によるイメージ確認ができる(ただしテキストは固定の模様)ようになってます。
2022.2.23.
毎日新聞創刊150年 社会をつなぐ、言葉でつむぐ 毎日書体をデザイン、小塚昌彦さん
まあこれもフォント関連の動きだと思うので。
毎日新聞創刊150年にあわせ、本誌で、毎日新聞書体の制作に携わった、小塚昌彦氏のインタビュー掲載というおはなし。
とりあえず自分もざっくりとですが記事は見てたりするものの、この掲載にあたり後で調べたら、ネット記事は有料なのな……記念行事の記事の割には無料公開しないのかと思ったり思わなかったり。
ちなみに蛇足ですが、モリサワが当日、全面広告掲載してたりします。その紙面はTwitterのほうで画像掲載してたりする。
■2022/4/03追加:
ということで2月の末分と、3月分までのまとめを。
しかし、きりが悪いタイミングでの更新だなあ。どこで区切って次のエントリにしようか迷ってしまうくらいに。
2022.2.28.
2022年 新書体リリース予定のご案内
フォントワークスさん、今年リリース分としての予告を早々に出してきたという。
3月23日に筑紫AMゴシックの2ウェイト及び筑紫ヴィンテージ明朝の文字セット拡張、春にMonotype LETSでShorai Sansの追加、それ以降にいくつかのフォント追加としての発表の内容という。
ちなみにほかのベンダーってサブスクでも発表・リリース時期は結構固定だったりするんですが、LETSはそうではなかったりするんですよね。まあ、サブスク的に言えばまとめる必要はなくて不定期リリースした方が正しいと思ったりはするんですが。
2022.3.5.
雑誌『楽園』でついに写研書体の利用が終了
これをフォント関連の動きとしていいのかと思ったんですが、せっかくなので入れておこうと。
最初の一報自体は紙媒体での『楽園』第38号の奥付なので、本来の初出は2月末くらい(公式には2月28日発売だけど、書籍扱いなので、実際の出回りはもうちょっと早い)で、ツイートは発売後に出たもの。
ただ、理由のほうが誤解招いたおそれがあるってことで、3月30日のツイートで再度具体的な理由等について記載されてたりしますが、昭和ブライトで写植対応してたり、メンテナンス会社がクリアウィンテックだったこと、その後は退職された個人がメンテナンスしていたことなども含めて詳細な言及がなさされているってところが情報として貴重なのかもしれない。
そのうえで、実は本誌公式のサイトでは、発売後にWeb増刊号が一定期間無償公開されていることもあり、「写研書体を使った最新のコミックが無償で読めていた」という点があるという。古いコミックで写研書体利用のものなら、まあ、とは思うんですが、初出最新ってことでいえば、実はきわめて貴重なことをやってた……ともいえるわけですよ、これ。
まあなんでそんなこと書いてるかっていうと、自分が買ってるからってもあったりはするんですが。最初は紙ベースで買ってたものの、現在は電子書籍購入ですが……電子書籍は紙よりも1か月遅かったので、今回を機に紙と電子は同時刊行ベースにならないかという淡い期待もあったりするところ。
2022.3.8.
コーポレートサイトのメインビジュアルに横組み見本を追加(写研)
続けての写研ネタで、公式サイトで見本追加されたよ、という。
まあこれもここに挙げるほどのものかどうか微妙ではある……。
2022.3.9.
タイプラボから新フォント「みぞれ」「みぞれ墨東」リリース
タイプラボさん、相変わらず精力的にフォント開発・頒布されてるなあと思いますけれども。
レラ-4と墨東レラ-4をベースにしたものとのこと。
ちなみにこのリリースはタイプラボさんのメールマガジンで知りましたので、把握した日は実は結構あとだったりするという。
2022.3.14.
SCREENグラフィックソリューションズの新書体「ヒラギノ丸ゴ オールド」の提供を開始
2022.3.14.
SCREENグラフィックソリューションズ「こぶりなゴシック」の新ウェイト「W9」の提供を開始
2022.3.14.
Avenir Nextにあわせて開発された日本語サンセリフ体「Shorai Sans」の提供を開始
FONTPLUSさんの提供フォントですが、1月にリリースしたばかりのヒラギノ丸ゴ オールドと、昨年12月にリリースのこぶりなゴシック W9、あとMonotypeから2月にリリースしたばかりのShorai Sanまで追加したとのアナウンス。
Webフォントの提供って本家リリースから結構遅れそうなものだと思うんですが、これはあまりタイムラグなくて素早いなあと思いましたですよというか、まとめてリリース発表じゃないんだなと思った。
あとFONTPLUSさんのニュースリリースのURLの枝番、リリース順とかじゃないんだな、とも……気になったので手打ち確認したけど、5893から5896って404になったので、どういう基準でこれ決まってるんだろうという疑問が。
2022.3.14.
アニメ「鬼滅の刃」などで採用 毛筆フォント書家・綱紀栄泉さん死去 86歳
そのまんま、鬼滅で脚光を浴びられてここ最近はメディアなどにも登場されていた、昭和書体さんでの字母を手掛けられていた方です。
後日ですが、二代目栄泉となった坂口茂樹さんのツイートのほうでも触れられてますが、急なお話だったようです。ご冥福をお祈りいたします。
2022.3.15.
『イワタUDゴシック バリアブル』3月15日 発売を開始しました!
先述の通り、page 2022時点で予告があった通りだったりしますが、予定通り発売されたとのこと。
仕様で気になるのが、フォーマットがTrueTypeだけど、文字セットがAdobe-Japan1-3相当(JIS2004+令和字形収録)というところだったりする。
利用可能なアプリケーションの状況が実質的にAdobe製品に限られるのは致し方ないところかなあと思ったり思わなかったり。
2022.3.23.
フォントワークスLETS新書体「筑紫AMゴシック」を提供開始
まあ今回の更新としては2月28日に予告されてた分そのまま、ともいうんですが。
今回で気になったのは、そのページからもリンクされてるんですが、特設サイトを別途立ててるという点かなと思います。ページ最後には藤田さんのインタビューも掲載。
mojimo-retro futureでもそうなんですが、最近のフォントワークスさん、この手のプロモーションを重要視してるように見えるなあと思いますです。
2022.3.23.
フロップデザイン、「かなたとひなたDeluxe」リリース
昨年12月にリリースされた「かなたとひなた」を拡張した……と思うんですが、実は情報が少なくてあんまりはっきりしないという。
たぶんウェイトを追加したことと、一部ウェイトで漢字収録までしたこと、あたりが変更点と思われるところですけれど。
BOOTHでの発売分も、今はDeluxeとついてるものの、あとで外すという予告もされてるので、どちらかというとファーストリリース時点が暫定に近かったのかなと思わなくもないです。
2022.3.25.
オリジナルフォント「とげかけフェイス99」の配布を開始
JEFF99さんのオリジナル欧文フォントのようで、BOOTHでの頒布ですが、利用自体は無償でできる扱いのフォントです。
代わりに投げ銭システム扱いになってるので、気に入ったなら払ってね、という扱いに。
最近、各種頒布でBOOTH利用することがよく見かけたりするけど、無償も有償も同時に行えるうえで手間暇ないってのがメリットになるんだろうなと思う。
2022.3.30.
モリサワ 「Google Fonts」へユニバーサルデザインに配慮した「BIZ UDフォント」を提供
モリサワのBIZフォント実質3種類がSIL オープンフォントライセンスとなったよ、というもので、一応公式発表とした場合はこの3月30日扱いになるところ。
ただこれかなり厄介で、時系列的なことをいえば、3月20日にはGitHubにアップされていて、その時点で「なんなのこれ」みたいな話になってたうえで、窓の杜で取り上げられてたという経緯があるという。
そしてその時点でSIL オープンフォントライセンスの記載があったことから、早々に派生フォントがリリースされた(その1・その2)という……まあ、漢字だけ使いたいってことで既存分と組み合わせるならやったもの勝ちではあるしなあ。
今回の場合、UD明朝 Boldだけ事前予告状態ではあるものの、その他のフォントは一部の差はあれど、Windows 10/11採用および、オリジナルのBIZ+での無償提供分と大した差はないので、ライセンスは別としても、実質的には「今までだってほとんどのPCで無償で利用できてた」ってこともあるのが実際で、去年1月にフォントワークスが有償提供していた8書体をGoogle Fontsに提供したのとは状況がかなり違うなあ、とも。
ちなみにWebのほうのGoogle Fontsに出されたのは、本家発表通りで4月1日という状態。
2022.3.30.
【新LETS】「印象語」からフォントを検索できる『印象語検索AI(β版)』を提供開始
新LETSのWebサイトでのフォント選定の時に、印象語を使って適正なフォントを絞り込むことがしやすくなったよ、ってサービスみたいです。
なのでLETS契約者の人しか使えないっぽく、普通のフォント見本検索ページとかは無関係っぽいやつです。
まあ、利用者にメリットのあるサービスをいろいろ考えてるんだな、と。
2022.3.31.
「mojimo-Experience(エクスペリエンス)」提供開始のご案内
mojimo3か月連続リリースの3か月目は、予告通りのクラウドファンディング形式。
ただその中身が、文房具とそれに利用したmojimoの1年間ライセンスをセットで持ってくるということをやっているという……予想外。
ちなみに目標金額は50万円ですが、それ自体はクリアしてて、この記事執筆時点では80万超えの状態で、開始10時間で目標は達成してるとも書いてあるなあ、と。
あとmojimo-Experienceとしてはこれがどうも第一弾ってことなので、これからも何か出す気配があるので、気になるところだった理はします。
まあ、ある意味プロモーションうまいよなあというか、最近のフォントワークスさんのプロモが変わったよなって感じるところで、それぞれを矢継ぎ早に出すことによって話題を途切れなくしてるんですよね。ある意味大変だとは思うんですけど、目立ち続けることってのは大事なことだと思うわけで。
ということで、とりあえず1月から3月分としてここまででいったんこのエントリは区切っておこうかなと思いますです。
4月1日にもいくつかリリース関連はあったものの、それは次の更新の時までお待ちいただきたく。
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