2023/06/21
まあ、それがネイティブデータ前提であればまだしも(※)、PDF入稿なのにアウトライン化を求める、というのがさっぱり解せないわけで……。
APPE搭載RIPが普及して既に10年以上経過してるわけです。
PDFであり、とくにPDF/XであればAPPE出のネイティブ出力もできるし、面付等を行うにしても、APPE搭載RIPだとワークフローRIPになるのでその中で面付だし、どうしてもレガシー的に外部ソフトでやるにしてもリンクでやれば済む話なので、直接開くわけでもなく、エンベッドされてれば問題はないはずです。
むしろIllustratorあたりで無理やり開いてなんかやらかしてるんじゃないか、という疑惑しか出なくなってしまうという……。
「アウトライン化がどうしても必要な理由」が明確になっていること、そしてその理由が誰にでも納得できる理由であればともかくなんですが、そうでなければ、本来はいりません。
なので最初に書いたようなことになってくるわけですよ、はい。
とりあえず出力のことで考えるべきであれば、Adobeの公式配布している「PDF&出力の手引き」(リンクは2023版)は必ず読んだうえで、この手引きのPDFは手元にいつでも開けるように用意するのがいいでしょう。
これも実際には毎年更新されてたりしますけれども(最初は2016年だったはずですが、最初と現在では大幅にボリュームアップしてます)、作成側も出力側も、セルフチェック的には毎年の更新版読んでおくのがベターだと思いますです、はい。
ちなみに「埋め込めないフォントを利用している場合」というのは、まあ、理由の一つにはなりうるんだろうけれども、それって今どきむしろレアケースな気がするし、あったとしても利用しているフォントのごく一部だと思うので、主たる理由にはならんだろうなあと思ってます。
いやまあ、本当に、具体的に情報お持ちの方がいればお待ちしてますです、はい。
(※)といってもそもそもアウトライン化したら修正もできないし、今更よほどの理由がない限りはネイティブも何もない気がするので、逆に「何のためにネイティブ入稿するのか」って話になってしまうんですが……画像の差し替えっていってもそれはそれで今どきではないよなあ、と。

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