まずは「ポート」タブの設定です。出力先デバイスの設定を中心としたお話。

■印刷するポート
出力先のデバイス設定です。もっとも、プリンタポート・USB・ネットワークとかだけじゃなく、ファイル出力にするかどうかなども設定できます。
基本的には「LPTx:」「COMx:」「FILE:」の3つが最小ですが、出力先を増やすことでここの一覧はどんどん増えます。PDFや面付け用PSファイルを書き出すには「FILE:」を利用しましょう
■ポートの追加

ポートに対する厳密な出力先を設定したりするのに使います。ネットワークプリンタなどでは「Standard TCP/IP Port」を選択後に「新しいポート」を押して、RIPマシンのIPを入力したりするのによく使うかも。「新しいポートの種類」などでは、infファイルが必要になることもあるので注意。
■ポートの削除
選択しているポートを削除します。基本的に使わないこと。
■ポートの構成
選択中のポートについて詳細・追加設定を行うものですが、実際に設定できる場合は多くないです。
■双方向サポートを有効にする
プリンタを直接ケーブル接続していて、かつ対応プリンタのみ有効です。プリンタ・PC間の信号のやり取りを片方向ずつだけではなく、両方向で同時に行うことで処理速度を上げる機能です。もっとも、それでトラブルになる例もあるため、各プリンタのマニュアルなどを確認しましょう。
■プリンタプールを有効にする
チェックを入れることで、「印刷するポート」のチェックを複数のデバイスに入れられます。同一構成のプリンタであれば、複数ポートにチェックを入れることで、プリント中のプリンタを避け、空いているプリンタにデータを流すようになります。そんなに同じプリンタたくさん持ってるところ、多くないと思うけどな(´・ω・`)
さて、次は「詳細設定」タブです。基本的に触る必要ないです。むしろ、よほどの理由がない限り変えたらアカンですよ。

■常に利用可能/開始
プリンタの電源が入っている時間帯が決まっている場合のみ、「開始」に選択して時間を設定します。
■優先順位
印刷各ジョブに対する出力優先順位です。通常はジョブ個別の設定ですが、全体的な設定も変えられます。
■ドライバ
使うドライバを必要に応じて変更します。
■印刷ドキュメントのスプール/直接データを送る
「直接データを送る」によって、印刷データをローカルHDDにため込まずに直接プリンタに送信します。
スプールの場合は、データを全てためてから送信するか、スプールしながら順次データを送るか決めます。
■一致しないドキュメントを保留する(スプール時)
アプリケーションの印刷設定とプリンタの設定が合致しない場合は印刷せずに保留します。
■スプールされたドキュメントを最初に印刷する
完全にスプールが完了したデータがあれば、優先してプリンタにデータ送信します。
■印刷後ドキュメントを残す
再印刷を前提にしている場合、スプールデータを削除せずに残す場合にチェックを入れます。
■詳細な印刷機能を有効にする
その名の通り、詳細な設定を行うためのものですが、PSプリンタには関係ないらしいです。
■標準の設定
「全般」タブ内の「印刷設定」と同じです。よって後述します。
■プリント プロセッサ

出力されるデータ記述形式の設定ですが、ここは一番触らないほうがいいです。
■区切りページ
印刷データの先頭ページに、ユーザー名・日付・時刻を印字するものです。印字用の設定ファイルが必要になり、デフォルトでは \windows\system32\ に、拡張子.sepでインストールされています。別途用意することでカスタマイズもできます。
さて次は「色の管理」と「デバイスの設定」をご紹介。
「デバイスの設定」はPSプリンタで利用する場合には欠かせない設定でもあるので乞うご期待!……とかそこまで大げさじゃなくてむしろ恥ずかしいです。キャ(ぉ
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