2007/03/25
Illustratorにおけるバックスラッシュ問題
Unicodeでは、u005cはBasic LatinのREVERSE SOLIDUS(backslash)として定義されてます。なんで、Unicode対応アプリ上でu005cにREVERSE SOLIDUSのglyphが定義されているフォントを使用した場合はそのglyphで出てくるはずなんですが、Illustratorだけはえらく困った問題が。
ある意味どうでもいいことや、役立つかどうかもわからないような中身を、日々脳内から適当に垂れ流しまくりつつ、今日をなんとか生き存えることを思案してます。
2007/03/25
小塚ゴシック Pro Bを用いてキーボードから入力→Adobe Caslon Proに変更→小塚明朝 Pro-VI Rに変更、という流れ。
すべてREVERSE SOLIDUSのglyphで出力されています。
さてこれがIllustratorの場合はというと、
やっていることはInDesign CS2とまるっきり同じなんですが、まず入力時点でu00a5に定義されているはずのYEN SIGNに変わってしまってます。しかしAdobe Caslon Proに変更すればきちんとREVERSE SOLIDUSに。
でも小塚明朝 Pro-VI RにしたらまたもやYEN SIGNになってしまうという困ったちゃん状態。
そして字形パレットを出したままそのYEN SIGNを選択すると、やはりu00a5が表示されてしまうわけで。
Illustrator CS1からはOpenType対応に変更になりました。同時にUnicode対応になりました。
しかしIllustrator 10以下(Shift-JIS対応アプリ)のデータが読み込まれる可能性もあり、その際に出力されるglyphが変わるのはまずい。ついでに、今まで利用していたユーザーにも、同じキーボード入力なのにglyphが変わると文句言われそう。
じゃあIllustrator内部で強制的に出力されるglyph変えればいーや。
……というところだろうと。
もっとも、Unicodeテキストを普通に開いたりしても変わるのはむしろまずくないか? と思うんですが個人的には。実際変わってくれやがりましたし。
そのうえでInDesignではふつーにバックスラッシュ出てるし。まあInDesignは2.0からOpenType対応なうえ、ほとんど世に出回っていない1.0は無視しても良いような状況なんでこれでよかったということになるはずなんですが。
せめて環境設定とか設けたりしてどうにかならんかったのかとすげえ思います。CS3で直ってないかなーこれ。
ちなみに、Mac版でも同じ。
ことえりの場合はu00a5が出るようにキーボードの設定かえとけばInDesign・Illustratorともに食い違いは出ませんけどねー。
Winの場合はどうもならんような気が。もっともTrueTypeの多くはu005cでもYEN SIGNのglyphが定義されてることが多いからなー。
やっかい。
コメント
日本語版としてのローカライズがきちんとできていないというべきなんでしょうかねえ。いやはや。
2007/03/26 00:14 by あさうす URL 編集
InDesignCS2の「¥」問題
(ショートカットの再割り当てで「cmd+¥」を割り当てると意図した状態になる)
使い始めて死にそうになったのはこのキー。まぁ「cmd+0」と「cmd+Num0」が違うのもQuarker的には?????でしたが。
2007/03/25 23:59 by 笹川%DTPオペ URL 編集