fc2ブログ

先をこされたー

今日のネタに夜までとっておこう(というか昼間動けないので夜しかネタ仕込みできなかった)と思ったのに、CL大先生に先越されました。
DTPで使う画像形式の違い(DesignWorks)
「DTPで使う画像形式の違い」について指摘(M.C.P.C.)

やったもん勝ちだなあ。人のこといえないけど。

そしてそこで敢えて部分的にツッコミ。



■Adobe Photoshop .psd
Adobe Photoshopのネイティブ形式。Indesign上で配置すると、レイヤーやチャンネル、パスなどを保持したまま配置できます。画像データが重いのが難点。配置はプレビュー画像ではなく実画が表示されるため写真が多い制作物だとマシンパワーが必要となります。

  • Photoshop形式(以下psd)は可逆圧縮(ランレングス法)である点
可逆圧縮なので、中身としては同一のビットマップデータとなる「レイヤー統合したシンプルなpsd」と「EPS(ASCII/Binary)」あたりと比較するとデータ量としてはむしろ軽くなります。もちろん復号処理が入るため、その分の処理は増えます。ただEPSもプレビューが必ず含まれるとは限らなく、その場合は実データ部分の解析を要するため、実データを表示するという点では同等と考えられます。

  • 透明・チャンネル・複数レイヤーと出力の相関関係
透明やチャンネル、複数レイヤーの全要素が出力情報とイコールにならない場合もあります。出力とは無縁のデータも含まれる場合もあるためです。その場合は当然ながら解析・演算のための処理が無駄に増える結果として表示や出力が無意味に重くなるという要素が出てきます。
また、PostScriptでは透明情報は扱えない(PostScriptデータにする前に必ず演算が入って画像化される)ので、その演算された状態によっては目に見える状態と大幅に異なる可能性も出てきます。APPEなどの「透明を含むPDFのネイティブ演算」が行う環境が皆無である現状では不安な要素のひとつにもなります。
psdそのものを含む印刷データが大きな問題になることは少ないですが、出力用に適宜事前処理をしておくほうが確実な出力データに近づきます。

……間違ってたらやだなあ。

このエントリーを含むはてなブックマーク はてなブックマーク - 先をこされたー

コメント

非公開コメント

最近の記事

はてブ数順傾向

プロフィール

あさうす

  • Author:あさうす
  • DTP業界を中心に主観だらけの毒を吐いてます。後ろ盾なし、保証なし。あくまでも独断と偏見に満ちているだけで、何かの圧力とかはありません。たぶん。いやないです。信じてください。

    なお、名無しコメント&煽り、勝手にトラックバックやリンクなどはご自由に。spam認定したもの以外は削除しません。ただしFC2の都合でTBは弾かれるかもしれません。

    当blogは、Firefoxを推奨します。

    何かお問い合わせございましたら [assause@gmail.com] までどうぞ。

月別アーカイブ